松山ブンカ・ラボ

JOURNAL

特集記事

2019.09.01 UP
VOL.
004
news
松山リサーチプロジェクト はじまる!

戸舘正史(松山ブンカ・ラボ ディレクター)

  • まちの‟形骸化”を探す!?

    到達点を設定せず参加者相互の対話と関わりのなかから、常識的な視点をずらし、まちと生活と文化を見つめ直すリサーチプロジェクト。1回目はオリエンテーションvol.1として開催しました。土谷享さんからの問いかけは「まちの中にある形骸化したものを探し、探した形骸ネタに本来の意味からずらしたネーミングをつけてみよう」というもの。

    例えば堀之内の野球場跡のホームベース。堀之内は二の丸、三の丸の跡であり、歩兵連隊の駐屯地であり、そして野球場でもあった歴史が層のように重なっています。これを称して土谷さんによる名づけは「ミルフィーユスタジアム」。

    このほかにも、松山市駅の南側を通る中ノ川通りはかつて藍染を洗う川であったという報告も。このケースは形骸化という言い方が適切ではないかもしれませんが、古の風景が目に浮かびつつも、現在の自動車の往来する姿とのギャップに思いを巡らすことができる視点です。あるいは「松山市駅とJR松山駅があってややこしい」という松山に暮らす人たちなら当たり前すぎることを改めて意識して名付けてみることにも挑戦しました。二つのターミナル駅のある松山を称して「デュアルターミナル松山」と名付けるなど、「本来の意味と事実上の意味」「かつての役割と現在の役割」「意味や役割のあったものが無意味になったり役に立たなくなっている」などの差異、ギャップ、飛躍を面白がる遊びを通じて、未知の価値を発掘していく視点を少しだけ得ることができたかもしれません。

    初回からフィールドワーク&発表と対話の充実の2時間。プロジェクトの輪郭を作っていくのは参加する皆さんです!メンバー随時募集中!次回は9月14日(土)14時から!会場は松山アーバンデザインセンター(松山市花園町4−9 岡田ビル 1階)です。
    https://bunka-lab-matsuyama.com/program/program_art/254/

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