松山ブンカ・ラボ

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スクールプログラム
まちと文化とアートの学校2020 vol.2 

まちと文化とアートの学校2020〈世界を想像するための6章〉 vol.2/ 「地域コミュニティとアート~協働の形を考える」

<ゲスト>
伊藤裕夫(文化政策研究者)、野田智子(アートマネージャー)

※新型コロナウィルスの影響により実施ができなくなったため、延期いたします。新たな開催日程が決まりましたら、改めて松山ブンカ・ラボのホームページでお知らせします。

日本のアートマネジメント/文化政策研究をけん引し、長年現場や教壇に立ってきた伊藤裕夫さんとアートユニットNadegata Instant Partyのメンバーとしても活動し、あいちトリエンナーレをはじめ様々なアートプロジェクト等の現場経験の豊富な野田智子さんをゲストにお招きします。今回は、地域コミュニティに貢献するアート、あるいは人と人をつなぐ協働のアートが、これからの社会の中で変容していく可能性について考えていこうと思います。

日本ではこの20年ほどの間で、現代美術/アートは地域振興やまちづくりの手段として、行政が主導した「公的なしつらえ」のなかで定着してきた感があります。地域コミュニティに根差したアートプロジェクトからトリエンナーレやビエンナーレと称される芸術祭など、その「公的なしつらえ」のありようは大小さまざまです。こうした「しつらえ」においては、アートには「易しく社会に開き手を伸ばしていく」ようなコミュニケーションを重視したアプローチが求められがちです。なぜなら、税金が投入された公共事業というものは、たくさんの市民の理解と共感を要請されてしまうからです。

一方で、このようなアートとは異なる、ヒリヒリと挑発的で、政治的であったり社会通念を疑ったりするアートは「公的なしつらえ」のなかで居場所を失いつつあります。昨年、話題となったあいちトリエンナーレの展示〈表現の不自由展・その後〉事件はその顕著な例です。また今般のコロナ禍で、対人による関係性を紡いでいくことに物理的な制約が生まれた状況においては、コミュニケーションを重視した「協働のアート」のあり方が変わっていく可能性も生まれています。

以上の状況を踏まえたうえで、アートが万人に開いていけばいくほど、得られるものと失ってしまうものは何か?閉じていけばいくほど、得られるものと失ってしまうものは何か? といった問いかけを入り口に対話を進めていこうと考えています。

※今般の状況を踏まえ参加者は開催日前日までの事前申し込みが必要となります。
※不測の事態によって、開催方法、会場などは変更となる場合があります。

ゲスト

  • 伊藤裕夫
    (文化政策研究者)

    1948年生まれ。東京大学文学部卒業後、広告会社、シンクタンクを経て、2000〜2006年 静岡文化芸術大学教授、2006〜2011年 富山大学芸術文化学部教授。現在は、静岡文化芸術大学、立教大学等の大学院で非常勤講師のほか、神奈川県文化芸術振興審議会会長等を務める。専門は、文化政策、アートマネジメント。近著に、『公共劇場の10年』(共編著・美学出版、2010)、『芸術と環境』(共編著・論創社、2012)など。

  • 野田智子
    (アートマネージャー)

    1983 年岐阜生まれ。美術作品の販売、国際美術展の広報を経験後、2013年よりアートマネジメントを専門とした個人事務所を主宰し、表現者の作品マネジメント/作品販売/企画製作/出版などのプロジェクトを展開。2015年〜2018年「Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]」共同ディレクター。2019年「あいちトリエンナーレ2019」ラーニングセクションマネジメント担当。アーティストユニット「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」メンバー。現在は奈良県立大学 実践型アートマネジメント人材育成プログラム「CHISOU」にてプログラムコーディネーターを務める。

  • カテゴリ
    スクールプログラム
  • 開催日
    2020年8月19日(水) ★延期になりました
  • 開催時間
    19:00~21:00
  • ゲスト
    伊藤裕夫(文化政策研究者)、野田智子(アートマネージャー)
  • 会場
    シアターねこ(松山市緑町1-2-1)
  • 定員
    15名(★要事前申し込み)
  • 参加料金
    無料
  • 申し込み・お問合せ

    松山ブンカ・ラボ
    tel:080-9833-9869
    お申込み http://bit.ly/2QTO4zT