松山ブンカ・ラボ

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文化サポートプログラム〈らぼこらぼ〉

小さな美術教室を行き来する廊下のようなオンラインネットワーク 第1回

ファシリテーター>
土山あやか(子ども造形アトリエnekko)、深澤孝史(美術家)

松山ブンカ・ラボの文化サポートプログラム〈らぼこらぼ〉参加者の松山市在住の土山あやか(子ども造形アトリエnekko)と、全国で作品やプロジェクトを発表し続けている札幌市在住の美術家・深澤孝史によるオンラインプロジェクトです。日本中にたくさんある子ども向けの「アトリエ」や「美術教室」。その目的や運営方法、活動内容、美学などは多種多様です。本プロジェクトでは、隣り合う教室が廊下でつながっているようにネットワークを作っていくことを目指していきます。オンライン空間上で、運営者や先生が集まる場所を作ったり見立てて話あったり(職員室?)、プログラムを一緒に考えたり(準備室、研究室?)、誰かの居場所として機能したり(くつろぎスペース?)、他の美術教室にお邪魔したり(交換留学)など、様々な活動を通して地域の美術教室の可能性を深めていくことを試みます。

対象
・(小さな)美術教室を運営している方(オンラインも含む) ・小さな美術教室を始めてみたい方 ・小さな美術教室に通っている方 ・美術教育や制作に興味がある方

日時
第1回 2021年2月10日(水)19:30~21:30 (第2回以降は参加者と調整のうえ決定します)

内容
第1回は各参加者の活動紹介をお互い聴きあい対話を進めます。具体的なプログラムや方法論、運営方法などの共有をはかります。

※文化サポートプログラム〈らぼこらぼ〉とは
 松山ブンカ・ラボが企画提案者と業務提携を結び共に催す事業プログラムです。
 ワークショップ、公演、展示、講座、調査研究などジャンルを問わず公募し、2020年1月に5団体が採択されました。
 2020年度は新型コロナウィルスの影響で延期したプログラムがありますが、2021年度も継続して行う予定です。
(採択団体:めぐりて、SCHOP PROJECT、人形浄瑠璃 伊予源之烝、土山あやか、ダンスカンパニー yummydance)  


「とり小屋美術館」の精神を受け継いで
 愛媛県松山市にて自宅で小さな美術教室「nekko」を運営している土山さんと出会いました。土山さんは、子供を対象に家にたくさんの素材を準備して、工作をしたり絵を描いたりする場を開いています。土山さんは大学卒業後、松山市の端の海沿いの丘の上のこれまた小さな美術教室「とり小屋美術館」に通っていました。
とり小屋美術館は具体美術協会のメンバーから不登校の中高生まで様々ひとが集まって議論したり、作品を作ったり、居場所になったりと松山の美術界にとっても重要な拠点の一つでした。とり小屋美術館を運営していた太郎さんは、子供の頃、父親の仕事で台湾に住んでおりその当時から絵を描くのが好きでした。戦後は母の実家の松山市三津に引き揚げましたが、厳格な母の教育から逃げるように自由を求めるようになりました。小学校教員として働き始めた太郎さんは組合活動も熱心に取組み、自由と平等を求め続けました。家でうまくいかなかった子供達が学校をサボっても、とにかくうどん屋にいって腹いっぱいにしろと言って、心身の安定を一番に考えて子供の自由を尊重していました。
小学校を早期退職した太郎さんは伝説的自然農法家福岡正信さんに弟子入りし、自宅で自然農法の畑をはじめました。しばらくして美術館を作りたいと思った太郎さんは畑にあった鶏小屋を改装して「とり小屋美術館」を開き、それが美術教室やサロンのようになっていったのです。太郎さんは10年ほど前に亡くなり、美術館もツタに絡まって廃墟同然となってしまいましたが、虚弱体質で長年寝たきりだった息子さんがとあるサプリメントを飲んでから元気になり、ツタをはがしはじめたことから2020年に建物の保存活動が始まりました。
土山さんが美術教室を開いたのは「とり小屋美術館」に通った思い出が影響しています。どんな状況でも自由と平等を求め、素材や環境に遊び心を持かい合うことを大事にした「とり小屋美術館」の精神から出発して美術教室のプロジェクトははじまります。

深澤孝史(美術家)

(写真・とり小屋美術館 撮影)深澤孝史 (写真・メインビジュアル 撮影)子ども造形アトリエnekko

ファシリテーター

  • 土山あやか
    (子ども造形アトリエnekko)

    1977年愛媛県生まれ。
    2009年より子ども造形教室の講師。友人と作ることを楽しむユニット「ne++ko」を組み、子ども向けのワークショップを開催する。現在は自宅で「子ども造形アトリエnekko」を開き、子ども達と一緒に活動している。

  • 深澤孝史
    (美術家)

    1984年山梨県生まれ。札幌在住。誰かの大切なものを勝手に大切にする方法を考える。2008年に鈴木一郎太とともにNPO法人クリエイティブサポートレッツにて「たけし文化センター」を企画。自身のとくいなことを運用し公を模索する《とくいの銀行》(2011-、取手アートプロジェクトほか)、里山に民泊し、土地特有の近代化の資料を集めていく《越後妻有民俗泊物館》(2015、第6回大地の芸術祭)などを企画、制作。大阪北部の人口減少の続くニュータウンで「無縁仏」をテーマにした映画を撮影し、空き家を映画館として開く《NEW TOWN MY HOME THEATER》(2019、のせでんアートライン)など。

  • カテゴリ
    ワークショップ
  • 開催日
    2021年2月10日(水)
  • 開催時間
    19:30~21:30
  • ファシリテーター
    土山あやか(子ども造形アトリエnekko)、深澤孝史(美術家)
  • 会場
    オンライン(zoom)
  • 定員
    なし
  • 参加料金
    無料
  • 申し込み・お問合せ

    松山ブンカ・ラボ
    tel:080-9833-9869
    お申込み http://bit.ly/2QTO4zT

    zoomのURLは申し込んだ方にメールでご案内します。