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- まちと文化とアートの学校2020 ~世界を想像するための6章 プログラム発表
松宮俊文(松山ブンカ・ラボ プログラムオフィサー)
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プログラムについて
今年度の「まちと文化とアートの学校」は「世界を想像するための6章」と題し、全6回の開催を予定しています。第1回目はオンライン(音声のみ)ライブ配信となりますが、それ以降はオンラインでの配信か対面での実施になるかはその都度この松山ブンカ・ラボのホームページでお知らせしていきます。ぜひ今後もチェックをお願いいたします。
松山ブンカ・ラボ 2020年度プログラム
まちと文化とアートの学校2020 ~世界を想像するための6章第1回 2020年7月29日(水) 午後7時~午後9時 ※第1回はオンライン(音声のみ)ライブ配信
特別トークセッション
「コロナ禍のアート、文化、表現」
ゲスト 土谷享(美術家)、本坊由華子(演出家)、牛島光太郎(美術家)、青砥穂高(今治ホホホ座)第2回 8月19日(水) 午後7時~午後9時
「地域コミュニティとアート~協働の形を考える」
ゲスト 伊藤裕夫(文化政策研究者)、野田智子(アートマネージャー)第3回 9月30日(水) 午後7時~午後9時
「市民活動と文化 ~文化的コモンズを考える」
ゲスト 小川智紀(STスポット横浜理事長)第4回 10月21日(水) 午後7時~午後9時
「場を作るアーティストの実践~誰かに頼ることのできる社会を考える」
ゲスト 滝沢達史(アーティスト)、豊島吾一(今治高等学院、今治ホホホ座)第5回 11月25日(水) 午後7時~午後9時
「アーティストの役割は何か~想像することについて考える」
ゲスト 長島確(ドラマトゥルク)、深澤孝史(美術家)第6回 2021年3月13日(土) 午後2時~午後5時
シンポジウム
「まちが文化芸術をつくるⅡ~松山ブンカ・ラボ レポート2020」
ゲスト らぼこらぼ参加団体 ほか
進行 戸舘正史(松山ブンカ・ラボ ディレクター) -
ディレクターメッセージ
アートは絵画や彫刻、演劇やダンス、音楽などの表現を支え、私たちの生活を形づくるひとつの視点です。
この‟アートの視点”を借りて社会に潜む様々な問題について向き合っていく連続講座が「まちと文化とアートの学校」です。
コロナ禍はわたしたちのふるまい方に多大な影響を与えています。
他者の存在をこれまで以上に気にすることが、他者への優しさとなっていればよいのですが、
世界はどうもそんなふうになっていません。
見えないウィルスにおびえる想像力も必要かもしれませんが
そこにいない誰か、まだ見ぬ未来、誰かの悲しみやつらさを想像することについて
一緒に考えていきませんか? -
会場やお申込みについて
[オンライン配信の場合]
第1回 2020年7月29日(水)特別トークセッション「コロナ禍のアート、文化、表現」
[お聴き頂く方法]
ツイキャス(インターネットラジオ)
※下記URLにアクセスするか、ツイキャスのページから「松山ブンカ・ラボ」を検索頂けるとお聴き頂けます。
※申し込み不要
https://twitcasting.tv/c:matsuyamabunkalab[注意事項]
※お持ちのパソコンやスマートフォンでお聴きいただくことができます。
※開始時間に上記URLにアクセスし、再生のボタン▷を押してください。
※ツイキャスのログイン、アプリをダウンロード頂くは必要ありません。
※無料です。
※音声が聞こえない場合にはボリュームを上げるなどしてご調整ください。
※電波の状況によって声が途切れたり、途中で中断することがあるかもしれませんのでご了承ください。
※QRコードからアクセス頂くこともできます。[オンライン配信ではない場合]
[会場] シアターねこ(和光会館内)
[定員] 15名(先着順、要事前申し込み)
※原則的に当日参加はお受けできません。
[参加費] 無料[会場へのアクセス]
シアターねこ
愛媛県松山市緑町1-2-1
最寄り駅:伊予鉄道市内電車 大街道駅より徒歩8分
赤十字病院前駅より徒歩5分
※公共交通機関をご利用ください。[申し込み・お問合せ]
松山ブンカ・ラボ
tel:080-9833-9869
お申込み http://bit.ly/2QTO4zT※プログラムの内容は予告なく変更させて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
※会場が変更になる場合や、オンラインでの開催になる場合にはお申込み頂いた方へご連絡いたします。
※本番当日は記録・広報用に写真、並びに動画撮影をいたします。撮影素材は報告書や公式HPのほか、広く広報活動に使用させていただきます。 -
ゲストについて
第1回 2020年7月29日(水) 午後7時~午後9時
特別トークセッション「コロナ禍のアート、文化、表現」土谷享(美術家)
1977年、埼玉県生まれ。高知県佐川町在住。美術家ユニット KOSUGE1-16代表。アートが身近な場所で生活を豊かにしていく存在となることを目的に、参加型の作品を通して、参加者同士あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係をつくりだす活動を行っている。近年では「えひめさんさん物語 ものづくり物語」に参加。その他、KOSUGE1-16としての主なアートプロジェクトに、「SAWACHI PROJECT」(Firstsite、コルチェスター 英国、2019)、「MΩCHI SCRAMBLE」(高知県立美術館、2018)、「Playmakers Sendai」(せんだいメディアテーク、2016~2018)、「どんどこ!巨大紙相撲」(2004年から全国各地にて開催)など。本坊由華子(世界劇団、演出家)
愛媛を拠点に活動する医師と医学生の劇団、世界劇団団長。脚本・演出・振付・俳優を務める。 2015年に三代目四国劇王、三代目中国劇王の二冠を獲得。2017年と2018年に三都市ツアーを二年連続で実施した。利賀演出家コンクール2018にて観客賞2位を受賞。第10回せんがわ劇場演劇コンクールにてオーディエンス賞を受賞。 ツアー公演やコンペティションへの参加のみならず、医師として働きながら医療現場での演劇WSの開催や講演会も精力的に行っている。牛島光太郎(美術家)
1978 年福岡県生まれ。言葉を用いた作品を制作。日本での活動に加えて、ドイツ、台湾、中国、ニューカレドニアなどで作品を発表。関西国際空港や百貨店の吹き抜け空間やショーウィンドウなど公共空間への大規模な作品設置の他、里山や市街地でのアートプロジェクトを実施。個展、グループ展、多数。2017 年より、松山市に在住。青砥穂高(今治ホホホ座)
宮城県生まれ、2017年から松山市在住。保険会社勤務、仙台で復興庁職員をした後、現在は地方公務員。17時以降は今治市内の空き店舗を友人達で借りた今治ホホホ座の運営や三津浜を拠点に活動する覚醒チンドンネットワークでの練り歩き、謎の秘密結社BAMATSUKAI(仮)の事務などをしている。第2回 8月19日(水) 午後7時~午後9時
「地域コミュニティとアート~協働の形を考える」伊藤裕夫(文化政策研究者)
1948年生まれ。東京大学文学部卒業後、広告会社、シンクタンクを経て、2000〜2006年 静岡文化芸術大学教授、2006〜2011年 富山大学芸術文化学部教授。現在は、静岡文化芸術大学、立教大学等の大学院で非常勤講師のほか、神奈川県文化芸術振興審議会会長等を務める。専門は、文化政策、アートマネジメント。近著に、『公共劇場の10年』(共編著・美学出版、2010)、『芸術と環境』(共編著・論創社、2012)など。野田智子(アートコーディネーター)
1983 年岐阜生まれ。2005 年成安造形大学造形学部写真学科卒業、2008 年静岡文化芸術大学文化政策研究科修了。無人島プロダクションにてアーティストのマネジメントや作品販売などに携わったのち、フリーランスとしてNANJO and ASSOCIATES にて国際美術展の広報やアーティストのアシスタントを経験。2013年よりアートマネジメントを専門とした個人事務所「一本木プロダクション」を主宰し、ジャンルや環境にとらわれず表現者の作品マネジメント/作品販売/企画製作/出版などのプロジェクト展開している。2015年〜2018年「Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]」共同ディレクター。2019年「あいちトリエンナーレ2019」ラーニングセクションマネジメント担当。アーティストユニット「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」メンバー。現在は奈良県立大学 実践型アートマネジメント人材育成プログラム「CHISOU」にてプログラムコーディネーターを務める。第3回 9月30日(水) 午後7時~午後9時
「市民活動と文化 ~文化的コモンズを考える」小川智紀(NPO法人STスポット横浜 理事長)
99年より芸術普及活動の企画制作に携わる。04年、STスポット横浜の地域連携事業立ち上げに参画。14年より現職。現在、アートの現場と学校現場をつなぐ横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局、民間の芸術文化活動を支援するヨコハマアートサイト事務局を行政などと協働で担当し、福祉事業のネットワーク化を模索している。NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事、NPO法人アートNPOリンク理事、愛知大学文学部非常勤講師。第4回 10月21日(水) 午後7時~午後9時
「場を作るアーティストの実践~誰かに頼ることのできる社会を考える」滝沢達史(アーティスト)
山に登る、子どもと遊ぶ、快適を求む美術家。子どもの学び場「ホハル」代表。教育や社会問題にアートの手法で関わりながら、時代を面白く越える表現について探求している。2018年、西日本豪雨で水没した「ホハル」(真備町)をわずか1ヶ月で再開。ひきこもりの若者とのアートプログラム「表現の森」(アーツ前橋)など、従来の枠を超えるユニークな活動を展開している。豊島吾一(今治高等学院、今治ホホホ座)
愛媛県今治市在住。不登校を経験した子供たちのための教育施設「今治高等学院」を運営。その仕事の傍ら、大人も子供も楽しめる音楽フェス「ハズミズム」を主催。そこから派生した今治ホホホ座では中心市街地を舞台に音楽家やアーティストを招き、仲間と協力しながら日々様々な企画を行う。2019年6月には放課後等デイサービス「アマカラ研究室」を開設。それぞれの立場を超えて自然に人が混ざり合う場を目指し活動している 。第5回 11月25日(水) 午後7時~午後9時
「アーティストの役割は何か~想像することについて考える」長島確(ドラマトゥルク)
日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年は演劇の発想やノウハウを劇場外に持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。主な劇場外でのプロジェクトに「アトレウス家」シリーズ、『長島確のつくりかた研究所』(ともに東京アートポイント計画)、「ザ・ワールド」(大橋可也&ダンサーズ)、『←(やじるし)』『→(やじるし)』(さいたまトリエンナーレ2016、さいたま国際芸術祭2020)、『まちと劇場の技技(わざわざ)交換所』(穂の国とよはし芸術劇場PLAT)など。2018年よりフェスティバル/トーキョーディレクター。東京藝術大学講師。深澤孝史(美術家)
1984年山梨県生まれ。場や歴史、そこに関わる人の特性に着目し、他者と共にある方法を模索するプロジェクトを全国各地で展開。2008年に鈴木一郎太とともにNPO法人クリエイティブサポートレッツにて「たけし文化センター」を企画。最近の主な活動として、漂着神の伝説が数多く残る町で、漂着廃棄物を現代の漂着神として祀る神社を建立した《神話の続き》(2017、奥能登国際芸術祭)、八戸のスケート文化の発祥の地であるため池を再現する《堤にもどる》(2017、はっちアーティストインレジデンス)、埋もれた地域の歴史を現代に結びつけ直すことで、市民の主権と文化の獲得を目指す《常陸佐竹市》(2016、茨城県北芸術祭)、里山に民泊し、土地特有の近代化の資料を集めていく《越後妻有民俗泊物館》(2015、第6回大地の芸術祭)、お金のかわりに自身のとくいなことを運用する《とくいの銀行》(2011-、取手アートプロジェクトほか)など。第6回 2021年3月13日(土) 午後2時~午後5時
シンポジウム「まちが文化芸術をつくるⅡ~松山ブンカ・ラボ レポート2020」戸舘 正史
愛媛大学社会共創学部助教/松山ブンカ・ラボ ディレクター静岡県袋井市月見の里学遊館・企画スタッフ(2007‐2012)、アーツカウンシル東京・調査員(2012‐2014)、群馬県前橋市アーツ前橋・教育普及担当学芸員(2014-2015)、一般財団法人地域創造・芸術環境部専門職(2015‐2018)、2018年6月より現職。都民芸術フェスティバル(音楽部門)外部評価員、東京都港区文化芸術活動サポート事業調査員等を務める。日本文化政策学会、演劇人会議各会員。共著に『芸術と環境』(論創社、2012)。専門は文化政策、アートマネジメント、教育普及(芸術)、公立文化施設運営、労音研究など。
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